キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

全柔連一本負け

「情けない」の一言である。 女子代表への暴力問題、強化委員会の内部留保金の不正な使途問題などが多発しているにも関わらず、 全柔連の執行部は誰一人として責任を取らない。このような組織の下では柔道が強くなる筈がない。 特に上村春樹会長の往生際の悪さは見ていられない。何か事があるに付け「第三者委員会」に任せています、 の繰り返しばかりである。不祥事後の理事会でも会長ら執行部に何の引責処分もなく全員続投を決めた。 佐藤副会長が執行部の問題を追及したが、一蹴されてしまった。その佐藤副会長も留任してしまった。 (ここで辞任していたら男を上げたし、流れが変わったのに・・残念)

そもそも、女子代表暴力問題も、強化のための助成金不正流用問題も、すべて内部告発から明るみになったことである。 相当、現執行部に不満が充満しているのであろう。ロンドン五輪の惨敗で一度は留任した、柔道男子篠原監督の突然の辞任など、 全柔連のチグハグな対応に非難が集中した。女子代表暴力問題も、根本は暴力問題云々よりも、全日本柔道連盟の頭の固い伝統に囚われた 硬直した対応に起因していると思う。選手と全柔連の信頼関係が全く築かれていない。 こんな状態で世界大会で勝てるはずがない。世界柔道界でも日本の地位低下が進んでいる。 柔道の創始国として情けない。これも全柔連の政治力のなさから来ているのだろう。柔道の創始者、嘉納治五郎も草葉の陰で泣いて いることだろう。

全柔連と大相撲協会はよく似ていると思う。どちらも、幹部連中は、ほとんどメダリストか、相撲の番付上位の者である。 大選手が管理能力に優れているとは限らない。大選手の起用もいいと思うが、組織の進め方の分かっている人物の登用が必要である。 一刻も早く体制の一新が必要である。早晩、現執行部は辞めるだろう。 もし続行するならば、第3、第4の内部告発が出てくるだろう。 上村春樹会長は権力にしがみつかず、一刻も早く辞任して組織の体制を一新させるべきである。 最近、テレビで見る顔は、ますます悪相になっている。 現執行部は全員辞任して、全柔連の新しい会長には山下泰裕氏にすべきである。 組織運営力は未知数だが、山下泰裕が会長になれば空気は一変すると思う。 何よりも世界で通用する人物であり、存在感は抜群である。 彼の脇を優秀な人材を充て、女性の登用、外部からの招聘もすべきである。 柔道世界一を目指して早急に一新すべきである。

独り言の好きな男より