2024年を振り返って
2024年の幕開けは能登半島地震の発生で衝撃の元旦となり、翌2日は自衛隊機と民間航空機の衝突事故が発生し波乱の2024年スタートとなってしまった。一年で一番穏やかな、お屠蘇気分で家族だんらんの時に襲った大地震は天国から地獄に突き落とされた気分になられたことだろう。約1年が経つが未だに復旧遅れており、とにかく一刻も早い政府の対応が望まれる。2022年から続く円安傾向が一向に止まらない。日米の金利差が大きな要因だが、日本の貿易収支が過去のように大きな黒字化出来ない経済構造も一因だろう。30年前なら技術の日本は世界に冠たるものであったが、ほとんどの業種の技術はキャッチアップされている。それどころか追い抜かれているものも多い。当社が取り扱う靴下などは完全に追い抜かれている。半導体は一時世界の85%のシェアを誇ったが、今や10%にも満たない状態だ。優秀な頭脳流出も問題である。国も研究開発費などに大きな予算を付けるなどして、国策として十分なサポートすべきだと思う。ホンダと日産統合も単独では世界と伍して行けないからである。日本の誇った内燃機関車がEV車に取って代わられる危機に瀕している。EV技術では世界に大きく後れを取っている。トヨタとしても安閑としていられない。間違いなくトヨタの経営陣は、キャプテン・ユーの社長の私よりも数倍危機感を抱いているだろうと思う。(私は資金繰りで危機感)
日本の頭脳はまだまだ捨てたものでない。長い踊り場であったが、巻き返しは十分可能である。それには国の後押しも必要であるが、その政府、石破政権がどうも心許ない。与党内野党の立場では、それなりの存在感があったが、トップになった途端に化けの皮が剝がれてしまった。この人は総理になるのが目的で、なってから何がしたいのか全く分からない。官邸の威光低下で完全に官僚主導の政治になっている。こんなことでは予測不可能な次期米国トランプ大統領と渡り合えるとはとても思えない。来年度の予算が成立したら、総理という目的は果たしたのだから、日本の為にも早く退陣すべきである。シリアのアサド政権が崩壊し、隣国の韓国もユン政権が機能不全状態だ。北朝鮮がロシアに派兵し、ウクライナ戦線が混沌している。中東は小康状態だが、ハマス、ヒズボラの後ろ盾のイランとイスラエルの衝突となれば中東の火薬庫は大爆発となってしまう。こんなことになれば、エネルギー事情は大問題となる。ドイツ、英国、フランスも政局が不安定である。世界は激動の2025年になることが予想される。そんな時にチマチマと内向的な政治をしている時でない。マスコミも然りである。もっと大局的な視野で報道して頂きたい。2025年は世界に通用する大局的視野の総理の誕生を望む!
独り言の好きな男より