キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

菅首相、お見事!

6月2日民主党の代議士会で「一定のメドがついたら辞めます」と発言して内閣不信任案を否決させてから、菅直人の独壇場である。
ある意味、これまで四代続いた、ひ弱な世襲議員より、よほど根性があると思う。
ただその根性の汚いのが問題である。
消費税10%と発言して国民から反発を食らうとすぐ引っ込め、TPP(環太平洋経済パートナシップ)は断固やると言ったきりである。
「社会保障と税の一体化」も今では興味がないようである。(与謝野大臣が孤立)
今、一番 気合が入っているのが「再生可能エネルギー特別措置法」の成案だ。
国民受けする政策であり、原発問題最中での時宜にかなうテーマーである。
この辺の嗅覚が凄い。
信念も理念もヘッタくれもない、この変わり身術は凄い。
先日も、自民党参議議員浜田氏の一本釣りに成功させ政務官に任命した。
これも自民党の反発を当初から予想しての行動だと思う。
何故ならば、野党自民党の反発で審議が遅れて、8月末までの会期内まで「エネルギー特別措置法」の成案が無理なら自分の延命になるし、審議されて否決されれば「脱原発」を旗印に解散を打つ可能性もある。
多分その時は、キリッとした顔で国民に「私は脱原発に命を懸けます!」と訴えるのであろう。
そうすれば民主党は勝てると思っているのだろう・・(菅さんだけ)
国民には菅直人の正体はバレバレであり、もし選挙があれば大敗を喫するだろう。
与党民主党が最も恐れているのが解散である。
選挙に負ければ与党の甘味が味わえなくなるからだ。
だから菅さんが「解散」をチラつかせるだけで萎縮してしまうのである。
菅さんも、その辺の空気は読んでいるので強気になれるのだろう。
小沢一郎以外の民主党議員はチョロコイと思っているのに違いない。
この展開を一番喜んでいるのは自民党かも知れない。
多分間違いないと思う。
自民党も表面上は「このような状況では解散すべきでない」と発言して、また早く代表を交代させろと言っているが????である。
本音では菅首相のまま選挙したいと思っている筈である。
新しい首相になっての選挙なら苦戦必至である。
菅首相なら必ず勝てると思っているからだ。
これから自民党の動きに注目である。
口では菅降ろしだが、本音では菅辞めるなである。
自民党が一番困るのは菅首相がスパッと辞めることである。
反対に喜ぶのが民主党である。可笑しな話である。(本当は反対やろう!)

独り言の好きな男より