祝 W杯優勝「なでしこジャパン」
久し振りに興奮した、あっという間の120分の死闘であった。
正直に言って、沢選手以外は誰も知らないほど興味がなかった。
今は申し訳ないと思っている。
選手の名前もほとんど覚えてしまった。
宮間あや選手の印象が物凄く強烈に焼き付いている。
常に冷静でクレバーなプレーをしていて、言動も浮かれることなく、周囲に気配りしたコメントをしていた。
控えの選手に対しても常に心を置いていたように感じた。
そして、天才的な足技は凄いの一言である。
「なでしこジャパン」の凄いのは決勝戦で本気で勝ちにいっていたことである。
私もだが、日本中が決勝戦まで進んだら十分だと思っていたし、ある種の達成感みたいなものがあった。
しかし、「なでしこ」は違っていた。
ここまで来たら優勝だという執念みたいなものを感じた。
もし、凡人の私のような達成感を抱いて試合に臨んでいたら優勝はなかっただろう。
W杯優勝で一躍脚光を浴びている「なでしこ」であるが実情は大変厳しい状況である。
所得も大変低く、アルバイトをしている選手も少なくない。
MVPを獲得した沢選手でもプロ契約して400万円台である。
収入が全てでないが、他国の選手に比べても極端に低い。
世界で優勝したサッカー選手として恥ずかしくない金額を取ってほしい。
それには日本サッカー協会のバックアップ体制、そして有力な企業スポンサーの獲得(キリン社が名乗り上げる)そして何よりファンが競技場に足を運ぶ事である。
W杯優勝で盛り上がっている今が絶好のチャンスである。
テレビ放映などもあればいい。
フィーバーは一時的である。
マスコミもファンも冷たいものであると覚悟して、協会は今のうちに色々な手立てを打っていくべきである。
これもそれも選手の待遇改善の為である。
夢を与えてくれる選手が、我々より所得が低いのは問題である。
「なでしこ」の爪の垢を煎じて飲んで欲しいのが菅首相である。
誰かが上手いこと言っていた。
過去の首相で史上最低は「鳩山由紀夫」で「菅直人」は史上最悪であると、まったくその通りだと思う。
大震災の復旧・復興が遅々として進んでいない。
場当たり的なエネルギー政策で日本経済に大打撃を生じさせている。
「TPP」・「税と社会保障の一体化」・「外為問題」など重要課題もほとんど進んでいない。
国民は早くからレッドカードを出しているのだが・・・。
独り言の好きな男より