キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

日本人力士しっかりしろ!

大阪春場所で大関鶴竜が初優勝を果たし、横綱を手中に収めた。 横綱への条件は大変厳しいものであつたが、見事プレッシャーに打ち勝った。 大したものである。同じく初場所で横綱への昇進が懸かった大関稀勢の里は、横綱どころか負け越しで、 春場所はカド番となり大関陥落のピンチとなってしまつた。 天国と地獄の差である。もともとの基礎体力、素材は稀勢の里の方が圧倒的に上である。 しかし、精神力は鶴竜が圧倒的に稀勢の里を上回っているように感じる。 5月場所は横綱3人すべてモンゴル人である。このままでは日本人横綱は永久に出ないかも知れない。 もし、この横綱3人が今の相撲界に居なかったら、レベルの低い大相撲になっていただろうと想像するだけで ゾーッとする。相撲協会はモンゴルに足を向けて寝たら罰が当たる。

過去にも強い外国人力士はいたが、強い日本人横綱もいた。大きい外国力士を、 体格で劣る日本人横綱がなぎ倒すところに相撲の醍醐味があり、面白さがあった。 連日満員御礼になる筈である。モンゴル3人の横綱を見ていると、日本人より日本人的である。 日本人力士とは根性が違うように感じる。

相撲の環境も昔と今では随分違うと思う。我々子供のころは相撲をしてよく遊んだものである。 たぶん今の子供達は相撲をして遊んだことがないか、あっても少ないと思う。 怪我をしたら危ないとか、と言う理由で相撲をしていない事も多いように思う。 クラブ活動でも相撲部は極端に少ない。人前でお尻を晒すのを嫌がる子共も多いのだろう。 今の日本は生まれた時から、なに不自由ない生活環境で、強い力士を生む環境としては適していないと思う。 このままでは近い将来、大相撲の上位はほとんど外国力士に席巻されてしまうであろう。

大相撲協会も手を拱いてばかりでなく、協会でプロジェクトチームを作り全国の身体能力の優れた若者を発掘し、 そして英才教育で強い力士に育てるべきである。 各部屋に新人力士の採用を任せきりにしたら、手っ取り早い外国人力士になびく傾向は続くだろう。 部屋制度などいろいろな問題もあるが、大相撲協会が強いリーダーシップを発揮して、 各部屋の利害関係を超越して強い力士を育てるべきである。 強い日本人横綱VS強い外国人力士となれば、相撲人気は大いに盛り上がり、 大相撲のレベルアップにも繋がるだろう。
頑張れ!日本人力士。

独り言の好きな男より