どうにも止まらない!♪♪
山本リンダの歌でないが中東の民主化運動が大津波のごとく、中東諸国を襲っている。
過去ならば強烈なリーダーが存在していたが、今回は今までとは全く違うパターンである。
発端はチュニジアである。
失業中である26歳の青年が露天で野菜を販売しているところに警察が現れて、「お前,誰の許可を得てここで商売しているのだ!」と言って、商品を取り上げ、食って掛かる青年を公衆の前で殴打してしまったのだ。
50%を超える失業率で何とか食べる為に必死になっていた青年は激昂して、抗議の焼身自殺を図ったのだ。
この模様がインターネット上に流れ、同じ不満を抱いていた国民のマグマが一気に噴き出したのである。
この一件がなければ、まだ中東は何にも起こっていなかったと思う。
飛び火はエジプト、バーレン、リビアなどに及んでいる。
恐らくもっと波及するだろう。
民主化運動の起こっている中東諸国の共通しているところは、貧富の差が酷く、失業率が高く、長期独裁政権体制であり、ごく一部の者だけ富を享受していることである。
国民の不満は鬱積していたが、厳しい管理下でなかなか行動が執れなかった。
しかし、多くの民衆が立ち上がれば政権を倒すことが出来ると確信したことにより、民衆は勇気と自信を持ってしまった。
独裁国家の指導者達は戦々恐々としていることだろう。
北朝鮮、中国などでもボヤ騒ぎが起きている。
早い消火作業で鎮静化しているが、この先どうなるかまだ分からない。
長期に政権が続くのも問題であるが、日本のようにコロコロ首相が変わるのも問題である。
菅首相の寿命も見えてきた。
長く続き、腐敗しきった自民党政権に不満を抱いて、国民は民主党に期待したが・・しかしガックリコンである。
党内は相変わらず小沢一郎を巡って混乱している。
菅首相が「小沢一郎民主党から出て行け! 子分達も御一緒にどうぞ」と言えば済む話である。
支持率も上がっただろうに・・政権維持の為、多くの離党者にビビルから、こんな状況を招いてしまったのである。
日本国民は幸せもんである。
こんな頼りない政治状況でもデモが起きることはないのだから。
独り言の好きな男より