キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

イスラム国問題

イスラム国組織が日本人2人を人質に日本政府に法外な身代金を要求している。 この稿を書いている時点で1人が殺害されてしまった。 通常国会が始まり問題山積の今国会なのに政府も頭の痛いところである。 まったく残虐卑劣極まりない行為である。 ここは人命救助の為、与野党一致協力して事に当たるべきなのに、民主党の議員からは政府の足を引っ張るような発言が相次いでいる。 しかし、自民党政権でまだ良かったと思っている。 これが民主党政権なら右往左往していて官僚組織も上手く機能させていないと思う。 あたふたして「人命は地球より重い」とか言ってすぐに身代金で解決したのではと勘ぐってしまう。

複雑な中東の背景はあるにせよ、こんな極悪卑劣な組織を何故今まで放置してきたのか? 多くの人が殺害されており、今も人質として拉致されている人がいる。 何のための国連なのか?テロリストの巣窟であり、これからも世界各国を恐怖に陥れるだろう。 シリアとイラクにまたがって拠点を構え国家然としている。国連決議で一刻も早く、多国籍軍でイスラム国を掃討すべきだ。 どうせ国連常任理事国の全員賛成が取れないのだろう。国連はまったくだらしない。 アメリカも大きな責任がある。フセイン政権打倒の後、きちっと後始末が出来ず、 シリア対策も見誤り「イスラム国家」を拡張させる大きな土壌を作ってしまった。 アメリカには掃討作戦のリーダーシップを執って「イスラム国」 殲滅に動いて欲しい。

日本政府も「人命尊重第一」「卑劣なテロには屈しない」と矛盾した声明を出しているが、こうした言い方しか出来ないのだろう。 安倍政権としては苦渋の決断を迫れている。相手の要求を飲めば人質の解放は可能だろう。 しかし日本は脅かしたら言いなりになると思われたら、これから日本人はテロリストの標的になるのは歴然だ。 世界各国からも弱腰JAPANのイメージを持たれるだろう。 また相手の要求を拒み人質が殺害されたら非情な安倍政権だと世論の批判を浴びることになる。 水面下での交渉は続いていると思うが、相手の要求を飲めば急場は凌げるが、 新たなテロの資金源になるのは間違いなく何の解決にもならないし、事態をより一層悪化させると思う。 安倍政権としての危機管理が試される重要な場面であり真価が問われると思う。安倍政権の正念場である。

独り言の好きな男より