リッツよお前もか!
阪急・阪神系列ホテルで料理の食材偽装が問題になっている。 大阪一の高級ホテル「リッツカールトン」でも偽装が発覚している。と言うことは・・・ ほとんどのホテルで何らかの偽装はあるのかな・・と思ってしまう。 ホテル側幹部の謝罪会見が酷すぎる。謝罪と言うより開き直りのように受け取れる。 あくまでも「誤表示」「ミス」だと言い張る。お客様の前で果実を絞って作っていたフレッシュジュースを、 ビン詰めのジュースに変更していたのに、これもミスと言うのか? どうも行政側に向けて発言している感じにしか思えない。少しでも軽く収まるようにと姑息な姿勢が見え隠れする。 しかし、消費者はバカでない、ホテル側は大きな代償を払うことになる。 それは金銭を失くすことでなく、信用を失くすことである。 謝罪会見で一言「目先の利益に目が眩みました。これから信用回復に向けて一生懸命頑張ります。反省しております、申し訳ございません。」 と・・。こちらの弁の方が、言い訳を聞くより、よっぽどましである。 確かに偽装を認める発言なので行政側から厳しい沙汰が下るかも知れないが、肝心なのは消費者がどう感じるかである。 ホテルの幹部連中は明らかに判断を誤った。
恐らく同じようなことは、どの業界でもあるように感じる。 私の息子が学生時代アルバイトで勤めていた「低額料金居酒屋チェーン」は店内では有機野菜使用を謳っていた。 ところが、頻繁に近くの安売り食品りスーパーに野菜を買いに行かされたと言っていた。いい加減なもんである。 堂々と正しい表示。情報を示せばいいのだが、過当競争の中、そう綺麗ごとも言っていられないのもよく分かる。 こちらは真面目に表示しているのに、競合他社は偽装しながら安く販売してるケースも多々あるだろう。 違いがハッキリ出せないから消費者には分からないだろうと思ってしまうのである。 偉そうに言う我社も、胸に手を当てたら胸が痛む事がある。 百数十万円分かけて、カプサイシン液剤を靴下に使用したが、ラベル表示だけの偽装靴下に価格面で勝てず、大幅値下げして販売し、 翌年からラベル表示だけの靴下を販売してしまった。 その他にもある、猛省である。ある時「もうやめよう」と宣言してからは気持ちが本当に楽である。 しかし、販売面に影響は出たが・・・ しかし、この世は必ず正義が勝つようになっているのである。目先の利益でなく、将来に芽の出る「芽先利益」を求めて行きたい。
独り言の好きな男より