キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

自民党の終焉

政治がグダグダである。特に自民党の劣化は酷いものである。岸田首相の行き当たりばったりの政治行動が劣化に拍車をかけている。岸田首相の深謀遠慮で財務省、検察と結託して、政敵の安倍派(清和研)潰しを図ったと言われているが、とんでもない過大評価である。そんな大それたことを考える玉ではないすべて思い付きの行動結果が今の政治状況を生み出している。米国に国賓待遇で迎えられ、相当な練習時間を費やした英語スピーチではスタンディングオベーションが起き、大統領専用車でのツーショットは喜色満面の表情で有頂天になっている様に感じた。このVIPサービスの代償は相当に大きいと思う。米国議会でウクライナに9兆円支援が決まったが、日本も相当額の肩代わりを強いられているという。また米国の在庫処分の旧式武器弾薬の購入も約束させられたと聞く。岸田首相は米国が後ろ盾にいるから、自分のポジションは大丈夫だと思っているかも知れないが、トランプ大統領に代われば一溜りもないと思う。従来の自民党なら岸田降ろしが起きるところだが、派閥が崩壊しているので、それもままならない。自分の任期中に憲法改正はやり遂げると言明したけれど、スケジュール的に厳しい状況である。訪朝も考えているらしいが、支持率アップ狙いが目的なら絶対阻止すべきである。僅かな拉致被害者の返還の代償として、相当な見返りを要求されるのは火を見るよりも明らかである。

一番問題なのは、岸田首相に代わる人材が今の政治家の中から見当たらないことである。また腐った自民党に代わる政党もないのが日本政治の末期的症状だと思う。政治資金不記載問題で、自民党から提出された政治資金規正法の改正案は酷いもので、反省の欠片もない内容であった。よくこんな薄っぺらい改正案を頭がいい筈の国会議員がよくも出せたものだと呆れてしまう。質問者の元首相野田佳彦議員も「顔を洗って出直して来い」と啖呵を切りたい気持であると言っていた、全く同感である。自民党は下野した方がいいと思う。しかし、日本の悲劇は自民党の受け皿となる政党が見当たらないことである。第一野党の立憲民衆党政権になったらそれこそ悪夢である。日本維新の会は駒不足、まだ力不足である。国民民主党も然りである。次期衆院選では自民党が大幅議席数を減らして自公過半数割れとなるだろう。その際、憲法改正、安全保障に消極的な公明党と手を切り、日本維新の会、国民民主党と連立政権を樹立して、もはや保守政党と言えない自民党を解体して、この3党でガラガラポンの新しい保守政党を誕生させれば大成功だと思う。参政党、日本保守党も参加するかもしれない。安倍晋三亡き自民党はもう退場である。

独り言の好きな男より