自民大勝、希望の党惨敗
華々しく用意周到に結党宣言した希望の党小池百合子代表。泥船民進党から逃げ出した議員を後ろに従えて、気勢を上げている映像は「小池百合子人気に頼って、理念も信念も関係なく当選だけしたいと言う情けない連中だな」と感じてしまった。マスコミも政権交代の可能性があるかのように報道するものだから、小池百合子代表も少し舞い上がってしまったのか、「排除」・「さらさら」などの言葉を発してしまった。政党は政策の一致が大切なので、至極当然の発言だと思ったが、世間はそうはいかないようである。この言葉ばかり切り取って放映を垂れ流すものだから、小池百合子代表はすっかり悪役になってしまった。 7月の都議会選までの追い風は逆風に変わってしまった。
反対に立憲民主党は、ブレないで信念を通していると言うことで野党第1党に 大躍進した。しかし、これは???である。当初は民進党全員が希望の党に合流するのを賛成して、立憲民主党の連中もそのつもりだったのだ。しかし排除されるのが分かったので、仕方なく新党を立ち上げたのが真相だと思う。希望の党が受け入れてくれたら、踏絵でもなんでも行っていただろうと想像してしまう。「まっとうな政治」が売り文句だが、過去最悪と言われた管政権の中枢にいた人物が、そのまま立憲民主党の中枢メンバーである。もっと管政権時代に まっとうな政治をしていてくれたら、日本の立直りはもう少し早かっただろう。
民進党代表前原誠司、この人物は頭脳明晰、弁舌爽やか、ルックス良しなのだが、どうも勝負どころ、政局勘に弱い。(これは細野豪志も同じ)2006年民主党代表時代の偽メール事件も脇の甘さを露呈した。清濁併せて呑めるぐらいのしたたかさがない、大将になる器でないのであろう。
惨敗の希望の党が騒がしい、今頃になって憲法改正反対だとか、首班指名は立憲民主党の枝野幸男を指名するとか、小池百合子代表の辞任を求めるとかアホかと思ってしまう。50人当選中32人が比例復活組である。希望の党だから生き延びた議員も多数いる。不満があっても、この32人は既存の他党への移籍は出来ない。不満ガスが充満した希望の党は、メンバーも二線級揃いなので、小池百合子代表が嫌気になって投げ出した時点で消滅である。その時、バラバラになった旧民進党がまた合体するのだろう。私の予想では2年以内だと思う。
独り言の好きな男より