キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

ポケモンGO現象

35年前昔流行ったインベーダーゲーム以来ゲーム遊びとは無縁であった。 (その前は一時パチンコにハマっていましたが・・・) 「ポケモンGO」のことを知ったのは、ほんの1ヶ月前ぐらいである。 アメリカで初めて配信されると、あっと言う間に広がる大人気となった。 ゲームに夢中になり過ぎ事故なども発生して社会問題にもなっている。 識者の中には「ポケモンGO」を批判している声も聞く。しかし、子供から 大人までこんなに多くの人を夢中にさせる「ポケモンGO」に興味を持たない方が不思議で仕方ない。大いに評価するべきだ。私も早速ゲーム準備に入った。

任天堂にとって起死回生のビジネスモデルである。スマホゲームに主役の座を明け渡して、業績の苦戦続き株価も下落の一途であったが、わずか10日足らずで2倍の株価になった。7月25日は任天堂の経営陣が「ポケモンGO」が業績に与えるのは軽微との発言で株価はストップ安になったが、任天堂の優良なコンテンツと新ビジネスモデルの組み合わせは無限大の可能性を秘めていると思う。任天堂と日本マクドナルドのコラボレーションのような形態も、まだまだ広がると思う。また莫大な広告収入なども期待出来るだろう。大勢の人を、 こんなに熱狂させるのは、経営者の端くれとして本当にすごいと思うし、羨ましく思う。企業は栄枯盛衰だとつくづく思う。時代の変化、消費者ニーズに対応出来ないと、一気に時代から取り残されてしまって枯れてしまうのである。

流通業界もこの50年で大きく変化した。私が子供の頃はデパートが全盛期で 店内に入るだけでワクワクしたものだ。屋上には必ず遊園地があった。ところが昭和40年代になると主役の座はスーパーマーケット(GMS)に取って代わる。そのGMSも不振が続き、量販専門店(カテゴリキラー)に取って代わられ てしまう。その量販専門店もアマゾン、楽天などネット販売に脅かされている。 まさしく流通業は時代変化対応業である。儲けるとは信+者である。喜んでもらえる信者(消費者)が沢山ついたらたら自ずと儲かるのだと思う。儲からないのは信者が少ないからだろう。弊社も何とか信者に喜んでもらおうと日々、 試行錯誤しながら行動しているのだが、まだまだ力不足である。 そこへ「ポケモンGO」の出現である。レベルが違うので言うのも恥ずかしいが 変な対抗心が出てきているのも事実である。信者に驚くほど喜んでもらえるのが何よりの夢である。と言いながら今日もまた天満で安酒を呷っている。

独り言の好きな男より