キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

舛添知事レッドカード

見苦しい、セコイ、情けない、この人の記者会見を見ていたら、この言葉しか見当たらない、公私混同も甚だしい。もう20年以上も前になると思うが、テレビで初めて見た時は、頭脳明晰で弁の立つ切れ者だと感じた。確かに仕事は出来ると思う。厚労大臣に就いた時も、それなりによく頑張っていたと思う。

私も小さなファンだったが、何らかの場面で舛添要一の本性をチラッと垣間見た時、この人物は権力欲の塊みたいな男だと感じた。2009年自民党が下野した時さっさと見切りをつけて、新党改革を立ち上げたがパッとせず風前の灯火であった。そこに降って沸いたように猪瀬知事の辞任で、東京都知事のお鉢が回ってきた。自分で立ち上げた党をあっさり見捨てて立候補するところが、この人物の本領発揮である。猪瀬知事の時もそうであったが、人間後ろめたい気持ちがあると態度、表情に出てしまう。舛添知事も自分では尤もらしい事を言っているつもりだが、正月の温泉ホテルで2年続けて会議をしたと言っているが、バカも休み休みに言えと言いたい。一番簡単な信用してもらえる方法は、会議の参加者に証言してもらえば済む話である。何が政治の機微に触れるじゃ!馬鹿らしい。次から次へと出てくる疑惑に言い訳出来なくなると、「第三者の厳しい目で調査してもらいます」と時間稼ぎ作戦に打って出て来た。自分が雇った弁護士に調査させて厳しい結果が出るはずがない。まさしく、どのように上手く弁護出来るかが考えているのだろう。政治資金規正法はザル法とも呼ばれており、政治活動だと理由を付けたら何とでも通るところがある。法律的に逃げきれても、道義的に逃げ切れるものではない。都民、国民を舐めたら痛い目にあうと思う。猪瀬前知事の時も同じだが、普段は理論整然と発言し、いかにも切れ者風に見せても、いざピンチになると、その人物の器が露骨に出てしまう。
どちらも小物だと感じてしまう。猪瀬前知事もマスコミに頻繁に出て来て、
しゃしゃと舛添知事の批判をしている。「あんたが言えた義理か!」と思ってしまう。舛添知事は神経だけは相当図太いので自ら辞任は絶対しないと思う。

6月1日から始まる東京都議会がこの問題をどう扱うかが注目される。与党自公が党利党略で上辺だけの舛添下ろしで、本気に動かず舛添知事を自分らに都合の良い知事にしようと残留させれば、必ず都民の鉄槌は自公の議員に降るだろう。舛添知事!今からでも遅くない、私が悪かったと素直に謝って自らお辞めなさい。

独り言の好きな男より