キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

CS止めてしまえ!PART3

日本シリーズはソフトバンクが4勝1敗で阪神を降し日本一が決定した。 ソフトバンクはパリーグ覇者で阪神タイガースはセリーグで巨人と大きく差の開いた2位である。 クライマックスシリーズで阪神が巨人に4連勝して日本シリーズに駒を進めた。 パリーグもCSでは3位の日本ハムにアップアップしながら日本シリーズに出てきた。 相当高い確率で2位阪神対3位日本ハムの日本シリーズになるところだった。 これが本当の日本シリーズと言えるのか大いに疑問である。 長いペナントレースを勝ち抜き、優勝したチームが日本シリーズに臨むのが本来の姿だと思う。 それがビール掛けして喜んでいても、まだCS戦が残っているとしたら何か複雑な気持ちである。 首位と大きなゲーム差であっても2・3位ならCSに出場出来るのは問題だと思う。 ましてや勝率5割を下回って日本一を目指すCSに出るなんて論外である。
優勝が無理なチームは2位、3位狙いの戦い方にどうしてもなってしまう。 CSは興業的にはいいかも知れないが、どうも目先の利益に囚われているように感じてしまう。 大きなスパンで見たらプロ野球にとってはマイナスだと思う。 短期決戦は首位のチームが勝つとは限らないので、2・3位同士の対戦の可能性が十分にある。 日本シリーズの価値を低下させてしまっている。
米国大リーグのように球団数が多ければ理解も出来るが、日本はたったの12球団だけである、米国大リーグの真似をする必要はないと思う。
CSをすることで優勝が無理なチームをダレさせないことも目的の一つだと思うが、それならまた別の方法がある筈だ。 例えばリーグ各球団から拠出金を募り、ゴルフの懸賞金のように2・3位にも相当な懸賞金を与えて選手に分配したら選手も目の色を変えて頑張ると思うが・・・・?
CSも選手に分配金があると聞いたが、日本シリーズに出る前に選手が息切れしてしまう。 近年日本一の球団はどこだった?と直ぐに思い出せないぐらい日本シリーズの重みが無くなっているのだと思う。
1994年最終ゲームで優勝の懸かった巨人対中日戦、物凄い緊迫した試合を制したのは長嶋巨人であった。 1位と2位では雲泥の差である。だからこそ0・5ゲーム差でも優勝の価値があるのである。 しかし、今ならまた「再戦しよう」である。緊迫感が本当に薄くなる。 と言う私も10月25日甲子園で日本シリーズ第1戦阪神の快勝に歓喜の雄叫び挙げていた。 こんなファンがいるからCSは無くらないのか?(その後、出張中に4連敗く~っ(涙))

独り言の好きな男より